「ようやく」と言っても良いのかと思いますが、
Appleが本格的に電子書籍に参入ということで、
iBooksの新バージョン v3.1 がリリースされ、
日本語書籍の提供も始まりました。
「しかし」、です。
まだまだ全体的に発展途上というか、
なんだか未完成のままリリースしてしまった感が拭えません。
リリース当初は、iBookstoreのジャンル分けはめちゃくちゃでした。
現在も、まずは無料書籍で試してみようと思って、
目に付いた無料書籍をダウンロードしてみようとしても、
ipadminiでは以下の様なAlertが出て閲覧できません。

該当ページの要件を見てみても
しっかり「iOS4.3.3以降で対応」と書いてあるんですがねぇ。
iOS6の発表当初のMapsの問題もそうですけど、
ちゃんとテストしてからリリースしているんですかね?
全然完成していない段階で話題提供してもらっても、
消費者としてはぬか喜びしかできないんですが。
こういう消費者をガッカリさせる事象が続くのは、
当然ながらブランドにとっても良くないことですし、
関わっている人間のモチベーションにも悪い影響が出ちゃいそうですよね。
現在に至るまで、新しいデジタル機器ブームを牽引して来ているのですから、
その誇りを持って、中途半端なものは出さないという気概を見せて欲しいです。
と、まぁ期待のiBooksがこんなんですから、
日本における電子書籍の普及にはもう少し時間がかかりそうですね。
電子書籍の台頭が死活問題となっている出版・印刷業界も
しばらくは対抗策を考える猶予ができたのではないでしょうか。